1989年に発表されたXLR250R。
同年(平成元年)2月1日発売でした。
このころ、TLM200Rに乗ってましたが、
ツーリングに行きたくてこのマシンを購入しました。
 
その後、TLMは乗る機会が無く廃車、
XLR250Rで走りまくる日々となりました。
日帰りツーリングを楽しんでいましたが、
あるとき、後輩と旅に出ました。
 
2泊3日の北東北の旅です。
ちなみに後輩はXL200R。
国道45号線を北上しますが、あいにくの雨。
 
 寒さと疲労で洋野町(旧種市町)にテントを設営。
 そして、どしゃ降りの雨、テントの中でドンちゃん騒ぎ。
 翌日も雨。
 ルート変更で、とりあえず十和田湖に向かいました。
 冷えた身体は湖を眺める余裕も無く、再びルート変更。
 十和田市(旧十和田湖町)は十和田湖温泉郷でSTOP。
 安い温泉旅館に入ったのが正午近くでした。
 もちろん、速攻入浴です。
 身体も心もたっぷり温めました。
 温まった身体を冷やすべく、「食堂園」で冷たい飲み物。
 昼食なのか宴会なのか解からなくなりました。
 
 最終日は「帰るのみ!」と決意し、一切悩まず走る。
 国道4号線をひたすら南下。
 自宅に到着したときは晴れてました(笑)。
 
 長距離の旅は雨となりました。
 でも、いつかは東北を脱し、
 南下したいと思うようになりました。
 
 
 
秋晴れの日、1週間の休暇をとることができました。さて、XLR250Rを駆って南下しようと出発の仕度。
1日目
 「なんとかなる」と無計画に国道4号線を走り、東北自動車道に乗って南下。
 高速道路では、あおられ、幅寄せ頻繁にて危険を察知し泉IC下車。
 仙台過ぎた頃から雨が降ってきました。レインスーツを着て軍手して、ひるまず南下。ひたすら南下。
 でも雨に阻まれ、本宮IC付近で日が暮れてしまいました。
 仕方なく、近くの安い旅館に駆け込み、その夜は雨の音を聞きながら眠りにつきました。
2日目
 テレビでは、秋雨前線がかかっており郡山以南では週末まで雨とのこと。
 さて、悩んだ...。雨を回避するには...。
 日本海側はまだ条件が良いらしく、会津若松市へ抜けてさらに南へ向かってみようと思いました。
 で、出発!。会津若松市から南会津町(旧田島町)を目指します。
 そして、さらに南へ。
 途中、どこを走ったのか?。全然解からない。
 ワインディングロード、ダム、美しい山々。立派な道路の上は高い山々、下は奥深いところに集落。
 深々とする空気に、信州?と。
 気がつけば大きな町らしく、「アップルロード」と書かれた看板。
 「え〜長野市まで来てしまったの?」。
 やはり、雨が強くなり、駅前のカプセルホテルへ。大浴場で汚れを落とし、駅前の居酒屋で極楽極楽。
3日目
 すっかり雨に阻まれ、北上だけはしたくないと思い西へ向かいます。
 雨に討たれながら、野尻湖はナウマンゾウの博物館で休憩。
 その後、上越市(旧直江津市)へ向かいます。暖かい日差しに、「やれやれ、やっとお日様だ」と嬉しくなりました。
 びしょびしょの身体は、浜辺に着くころは乾いており、「ついでに荷物広げて乾かしちゃおう!」とお店広げました。
 しばらくして、遠くから爆走してくるワンボックス。砂埃上げてこっちへ向かってきました。
 車から降りるなり、「ナンバープレート見て、つい嬉しくてきちまった!」と。
 騒々しい登場に、目が点に...。
 単に同郷という理由で話は弾みます。こんなことってアリなんですね。
 さて、この日のお宿は?と悩みながら新潟方面へ移動します。
 すると、ポツポツと雨が降り出してきました。
 早めの食料調達と、砂浜を見つけてはテントを張ります。
 あとは寝るだけ...。
4日目
 朝早くから仕度を始めます。「そろそろ帰路に着こう!」と。
 国道7号線を北上し、鶴岡市を経由して、庄内平野を通過したら新庄市。
 お天気良く、今までの雨がウソのよう。ゆっくりのんびり走ります。
 早いとこ宿に入り、のんびりしようと、東根市の温泉旅館へ。
 泥だらけの服を洗ってたらハマッてしまい、全部洗濯してしまった。今夜中に乾くことを祈るのみ。
5日目
 「今日は仙台で飲む!」と決めて、ゆっくりのんびり移動です。
 仙台駅近くのビジネスホテルに入り、以前勤務していた職場の同僚たちと懇親会。
 旅の疲れが出てきました。
6日目
 国道4号線を北上します。
 途中、白バイに後をつけられ、給油のためスタンドに入るも、なんと一緒に入ってきた!。
 でも、すぐ出て行った。なんだったの?。
 やっと自宅到着!。
 荷物下ろしたら、どっと疲れが出てきました。
 そう、北東北ツーリングや、佐渡ツーリングと同じ疲れです。
 「こんな疲れなら、もう二度と行くもんか!」と毎度同じことを思ってしまいます。
 でも、また旅に出るんだよね。
 
このマシンは、チョイ乗りやツーリングに活躍しました。
雨の日も風の日も、いつも一緒でした。
不具合は全く無く、要求にしっかり答えてくれました。
購入して間もない頃、
細い道で右コーナーを無理やり曲がったときです。
左ひざがタンクと接触。
このときタンクが凹んでしまいました。
「あ”〜」と声を上げても元には戻らない。ショック!。
 
今の家に住んでから乗る機会が少なくなりました。
もっとキチンと整備してあげればよかった...。
ありがとう、XLR250R。